日本語 推敲チェッカー

文末の単調さ・受け身の多さ・冗長表現を指摘し、直し方を提案します。

判定はすべてブラウザの中だけで行われます。入力した文章がサーバーに送信されたり、 保存されたりすることはありません。

このツールが出さないもの

日本語の文章をチェックするツールはすでにいくつもあります。ただ、その多くは「AI率」や「AI生成の可能性」をパーセントで返す検出ツールです。 このツールは、その数値を出しません。理由は3つあります。

  1. 検出の精度は原理的に不確実です。人間が丁寧に書いた硬い文章ほど高いスコアが出ます。 誤判定を避けられない指標を根拠に、文章を書き直すことになります。
  2. 知りたいのは判定ではなく直し方のはずです。「AI率72%」と言われても、どこをどう直せばいいかは分かりません。
  3. スコアを下げる書き換えは、読みやすさを犠牲にします。検出を避けるために不自然な言い回しを混ぜると、文章そのものは悪くなります。

そこでこのツールは、点数を出さずに「どの文のどこが引っかかったか」と「どう直すか」だけを返します。 直すかどうかは書き手が決めるものなので、こちらで断定はしません。

どういう場面で使うか

いちばん多いのは、AIに書かせた文章をそのまま出せないと感じたときです。 内容は合っているのに、読み返すとどこか平坦で、途中で目が滑る。 直したいのに、どこを直せばいいのか指差せない。この状態が典型です。

原因の多くは、一文単位では正しいのに、通して読むと単調になる構造にあります。 「〜します。〜します。〜します。」と同じ形の文末が続く。 主語が省略できる場面でも毎回同じ主語が出てくる。 「〜することができます」のように、短く言える箇所が長いまま残っている。 いずれも読んでいるときは違和感としてしか出てこないので、 機械的に位置を示してもらったほうが早く直せます。

自分で書いた文章にも使えます。締切間際に書いた原稿、 何度も書き直して構成が入り組んだ文章、 複数人で書き継いだために文体が混ざった資料。 こうしたものは、書いた本人ほど違和感に気づきにくくなります。

使い方

  1. 文章を貼り付けます。入力した時点で指摘が出ます。
  2. 指摘の一覧から、気になるものを選びます。
  3. 該当箇所と、どう直すかの提案が表示されます。
  4. 直すかどうかはご自身で判断してください。全部直す必要はありません。

一度に全文を貼るより、段落ごとに分けて見たほうが直しやすいはずです。 長文を貼ると指摘が数十件になり、どれから手を付けるか決められなくなります。

7つの観点

チェックボックスで個別に切り替えられます。うるさいと感じる観点は外してください。

観点なぜ見るのか
文末が続いている同じ形の文末が3つ以上並ぶと、内容ではなくリズムが単調に感じられます。
受け身で主体が見えない「誰が」を書かずに済ませている箇所です。能動態に直すと、書けていない情報が見つかります。
短くできる言い回し意味を変えずに短くできます。ここを削ると、情報量は変わらないまま読みやすくなります。
意味が重複している同じ意味の語が重なっています。片方を落とせば済みます。
指示語が多い「これ」「その」が続くと、何を指しているかを読み手が追えなくなります。
一文が長い一文が長いと、読み手が主語と述語を結びつけにくくなります。
同じ主語が繰り返されている日本語は主語を省略できます。2回目以降は落とすか、指示語に変えられます。

指摘の読み方

指摘は文章に出てくる順に並びます。それぞれに、該当箇所の引用、 何が起きているかの説明、直し方が付きます。置き換え候補が機械的に決まるものは 「→」のあとに具体案を出しますが、文脈を読まないと決められないものは、 判断の材料だけを示します。

全部を直す必要はありません。とくに効くのは、文末の連続・一文の長さ・冗長表現の3つです。 この3つだけ直しても、読んだときの印象はかなり変わります。

指摘しない場合もあります

受け身は、常に悪いわけではありません。出典や規約を示すための受け身 (「原著論文では推奨されています」など)は、能動態に直すと書き手の意見と 区別がつかなくなります。このツールは、周辺に「論文」「出典」「規約」 「ガイドライン」といった語がある場合、その受け身を指摘しません。

同じように、指示語や主語の繰り返しにも閾値を設けています。 1つ2つの指示語はむしろ自然なので、段落あたりの個数が目安を超えたときだけ出します。

入力した文章の扱い

解析はすべてお使いのブラウザの中で動いています。入力した内容がサーバーへ 送信されることはなく、どこかに保存されることもありません。ページを閉じれば消えます。 未公開の原稿や社外に出せない文書を貼っても、外部には出ません。 通信を遮断した状態でも、ページを開いたままなら動作します。

よくある質問

文字数の上限はありますか。
設けていません。ただし入力のたびに解析が走るので、数万字を貼ると ブラウザが重くなることがあります。
指摘が多すぎます。
観点のチェックを外してください。まずは「文末が続いている」「一文が長い」 「短くできる言い回し」の3つだけを有効にすると、効果の大きい箇所に絞れます。
AIが書いた文章かどうかを判定できますか。
できませんし、しません。他のツールが出している「AI率」は、 文体の特徴から推測した値であって、実際に何で書かれたかを見ているわけではありません。 人が丁寧に書いた硬い文章にも高い値が出ます。 このツールは判定を目的にしておらず、読みやすさの観点だけを見ています。
英語や中国語でも使えますか。
日本語だけです。文末表現や受け身の判定を日本語の形に合わせて書いているため、 他の言語ではほとんど何も指摘されません。
指摘された箇所は、必ず直すべきですか。
いいえ。技術文書や手順書では、文末が揃っているほうが読みやすい場面もあります。 このツールは判断材料を出すだけで、正解を決めるものではありません。

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